40代で転職を4回やってきて、いちばん効いたのは「在職中に動く」という当たり前のことだった。
正直、地味すぎて誰も記事にしない。でも辞めてから探した人と、働きながら探した自分とでは、面接での落ち着きがまるで違った。
今日は「なぜ在職中の転職活動が有利なのか」を、4回ぶんの実感で書いておく。まだ求人を眺めているだけの段階の人にこそ読んでほしい。
辞めてから探すと、なぜ足元を見られるのか
収入が止まった状態で活動を始めると、焦りがそのまま顔に出る。
「早く決めたい」が前に出た瞬間、条件交渉でこちらが弱くなる。採用側はその空気を敏感に読む。
貯金が毎月減っていく感覚は、想像以上にきつい。気づけば「とりあえず受かったところでいいか」に傾く。これが足元を見られる正体だと思っている。
在職中だと「お断り」が普通にできる
働きながらの活動でいちばん大きいのは、合わない会社を普通に断れることだ。
- 面接で違和感があった会社は「今回は見送ります」と言える
- 提示年収が今より低い会社に、無理して合わせなくていい
- 条件が曖昧なまま返事を急がされても、保留できる
断っても今の給料がある。その安心感だけで、交渉のカードが何枚も増える。焦らないことが、いちばんの武器になる。
4回目の転職で年収が500万から650万に上がったときも、在職中だったから最初の内定に飛びつかずに済んだ。今の給料がある分、「もう少し条件を詰めてから」と落ち着いて動けた。辞めた後だったら、たぶん最初の提示で手を打っていたと思う。
「今の給料」が交渉のいちばん強い盾になる
40代の年収交渉で効くのは、職務経歴書の華やかさより「今いくらもらっているか」だった。
現職の年収は、転職市場での分かりやすい値札になる。働き続けている=市場価値が今も生きている、という証明でもある。
ブランクが空くほど、この値札はぼやけていく。だから僕は、次が決まるまで今の会社は辞めなかった。4回とも、この順番だけは崩さなかった。
在職中の活動は「時間がない」が最大の壁
とはいえ、働きながらの転職活動はしんどい。平日は疲れて動けないし、面接の日程調整も毎回ひと苦労だ。
僕は平日夜の30分と、土日の朝の時間だけを使って、半年かけてゆっくり進めた。一気に詰め込むと在職がバレるし、応募の質も落ちる。
在職中の強みは「待てること」なので、その強みを時間の使い方でも活かす。具体的な進め方は夜21時の30分から始める転職活動にまとめたので、そちらも読んでほしい。
まとめ:辞めるのは、決まってからでいい
40代の転職で4回ぶん学んだことは、突き詰めるとこれだけだ。
- 辞めてから探すと、焦りで足元を見られる
- 在職中なら、合わない会社を普通に断れる
- 「今の給料」が交渉のいちばん強い盾になる
辞表を出すのは、次が決まってからで間に合う。順番を逆にするだけで、交渉の主導権はこちらに戻ってくる。
以上、40代で4回転職した46歳の実感でした。

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