40代で転職しないほうがいい人|4回転職した僕が思う「動かなくていい」5つのケース

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先に一つだけ。40代の転職で僕がいちばんラクだったのは、動く前にリクルートエージェントで今の市場価値を無料で確かめておくことでした。理由は本文で書きます。

僕は40代で4回転職して、年収を500万から650万に上げました。このブログでも転職の話ばかり書いています。

その僕が言うのも変ですが、今日は逆の話をします。「あなたは今、動かないほうがいい」というケースが確実にあるからです。4回のうち、うまくいったのは4回目だけ。前の3回は、動かなくてもよかったのに動いて失敗した側の人間として書きます。

この記事の結論

  • 転職は手段。「今が嫌」しか理由がないなら、動いても嫌の中身が変わるだけ
  • 不満の正体が「特定の人」なら、その人が動く可能性も考える
  • 家計の余裕と家族の合意がないままの転職活動は、判断を焦らせる
  • 「動かない」と決めても、市場価値の把握だけはしておく。それは転職ではなく保険

ケース1:理由が「今が嫌だから」しかない

僕の1〜3回目の失敗は、全部これでした。逃げたい現在があって、なりたい5年後がない。この状態で転職すると、「嫌なこと」の中身が入れ替わるだけです。人間関係の嫌が、通勤の嫌に。残業の嫌が、給料の嫌に。

「どこへ行きたいか」が言えないうちは、応募書類にもそれが滲みます。面接で見抜かれます。動く前に、嫌の裏返しではない「行き先」が言えるかを確認してください。

ケース2:不満の正体が「特定の一人」

嫌なのは会社ではなく、あの上司、あの同僚。正体がほぼ一人に絞れるなら、少し立ち止まる価値があります。その人は永遠にそこにいません。異動もあるし、先に辞めることもある。

会社全体の制度や文化が嫌なら転職で解決します。でも「人」は、あなたが会社を替えても次の会社にも別の形で存在します。一人のために積み上げた社歴を手放すのは、割に合わないことが多いです。

ケース3:今の会社で、まだ上がり目がある

40代の転職は、年収が上がる人と下がる人にはっきり分かれます。今の会社で昇進や昇給の見込みが具体的に残っているなら、それを取り切ってから動くほうが、転職市場での値札も上がります。

僕が4回目でようやく年収を上げられたのは、現職での実績を「数字で」持って行けたからでした。社内でまだ数字を作れる場所があるなら、それは転職の準備でもあります。

ケース4:家計の余裕と、家族の合意がない

転職活動は、思っているよりお金と心の余裕を使います。焦って決めた会社は長続きしません。僕は活動中に家計が想像以上に苦しくなった経験も、妻と揉めた経験もあります。

生活費の備えが薄い状態で始めると、「早く決めなきゃ」が判断を狂わせます。内定が出た会社が微妙でも、断れなくなる。先に家計と家族、それから転職活動。順番はこれです。

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40代子持ちの転職で妻と揉めた|「反対される本当の理由」と乗り越え方

ケース5:誰かに背中を押されただけ

「あなたなら他でも通用するよ」「今どき転職は当たり前だよ」。悪意のない言葉ですが、言った人はあなたの生活に責任を取りません。SNSにも転職を勧める声はあふれていますが、その多くは勧めることが仕事の人たちです。

動く理由が自分の中から出てきていないなら、それはまだ動くタイミングではありません。

「動かない」と決めた人がやっておくといい1つのこと

ここまで読んで「じゃあ今は動かない」と決めたなら、それは立派な判断です。ただ1つだけ、やっておくといいことがあります。自分の市場価値を把握しておくことです。

職務経歴書を一度書いてみる。エージェントの面談を一度だけ受けて、自分の経歴にどんな求人が来るのかを見ておく。これは転職ではなく、保険です。いざ会社に何かあったとき、ゼロから始める人と、値札を知っている人では初速がまるで違います。

僕も「動かない期間」に職務経歴書だけは更新し続けていました。それが4回目の転職で効きました。

まとめ:転職しないのも、キャリアの選択

転職ブログがこんなことを書くのも変かもしれません。でも4回動いた僕の実感は、「動くべき時に動く」のと同じくらい「動かなくていい時に動かない」のが難しい、ということです。

今日の5つに当てはまらないなら、動く準備を始めていい。当てはまるなら、まず当てはまった項目を片付けるのが先です。それも立派な、キャリアの前進です。

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