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「40代で転職すると年収は上がるのか」。僕も転職するたびに気にしてきました。結論からいうと、年収が上がる可能性はありますが、年齢だけで決まるものでも、転職すれば自動的に上がるものでもありません。
僕は4回転職しました。直近の4回目(46歳)で、年収は500万円から650万円になりました。ただ、この+150万円は年収交渉で上げたものではありません。内定は1社で、交渉はしておらず、基本給は前の会社とほぼ同じでした。増えたのは、入社後の期末ボーナスとインセンティブ(歩合)です。この記事では、僕の実際の話と、これから転職する人が年収を上げるために準備できることを分けて書きます。
結論|年収アップには「役割・実績・交渉材料」が必要
- 転職先で任される役割が今より大きい
- その役割を任せられる根拠を実績で示せる
- 希望年収が求人の予算内に入っている
- 在職中に比較し、条件を急いで決めない
- 基本給だけでなく総報酬を確認する
僕自身は、この5つを意識して動いたわけではありません。特に最後の「総報酬の確認」はしないまま入社して、結果的にボーナスと歩合が想定より多かった、というのが実際のところです。だからこそ、これから転職する人には先に確認しておくことをすすめます。
僕の年収推移|毎回上がったわけではない
僕がこれまで公開している年収の流れは、おおよそ350万円から500万円、直近では650万円です。ただし、4回すべての転職で順調に上がったわけではありません。横ばいだった時期もあり、仕事内容や働き方まで含めると単純な成功・失敗では分けられません。
4回目の転職では、「いくら欲しいですか」と聞かれて、当時と同じくらいの額を答えました。給料の内訳までは確認していません(歩合があることは聞いていましたが、期末ボーナスがあることは聞いていませんでした)。650万円は内定時の提示額ではなく、入社後に実際にもらった額です。詳しくは「転職の内定で給料の内訳を確認しなかった話」に書いています。
年収額は個人の経験であり、同じ方法で同じ結果になる保証はありません。業界、職種、地域、企業規模、採用時期によって条件は変わります。
40代の転職で年収が上がりやすい5つの準備
1.成果を「課題・行動・結果」で整理する
「10年経験した」だけでは、転職先で何ができるか伝わりません。売上、コスト、納期、人数、件数などを使い、どんな課題にどう取り組み、何が変わったかを書きます。
数字が出しにくい仕事なら、「属人化していた手順を標準化した」「問い合わせ対応の流れを整えた」など、改善前後を具体化します。
2.希望年収の根拠を求人相場から作る
現在の年収に希望額を足すだけでは、採用側へ説明しにくくなります。同じ職種・地域・役割の求人を複数確認し、自分が満たす必須条件と不足条件を整理します。
40代の市場価値の調べ方では、求人票、エージェント、スカウトを使った確認方法をまとめています。
3.「最低額・希望額・理想額」を分ける
希望年収を1つだけ決めると、仕事内容や福利厚生が違う求人を比べにくくなります。
- 最低額:生活や将来設計から下回れない金額
- 希望額:経験と求人相場から説明できる金額
- 理想額:役割や成果条件がそろった場合に目指す金額
額面だけでなく、賞与の算定方法や固定残業代の有無も確認します。
4.在職中に複数の求人を比較する
退職後は収入への不安から、最初の内定を急いで承諾しやすくなります。事情が許すなら在職中に進め、仕事内容と条件を比較する時間を確保します。
ただし、内定を交渉材料として作るために応募するのではなく、実際に入社を検討できる企業へ応募します。
5.条件交渉は内定承諾前に行う
希望条件は応募時や面談時に共有し、具体的な交渉は内定条件が出たあと、承諾前に行うのが基本です。エージェント経由なら、希望の理由を伝えて企業への確認を依頼できます。
「他社より低いから上げてほしい」だけでなく、任される役割、これまでの実績、現職年収などを根拠にします。交渉しても希望どおりになるとは限らないため、断られた場合の判断基準も先に決めます。
年収アップに失敗しやすい3つのパターン
1.今の会社を辞めることが最優先になる
退職したい気持ちが強いと、仕事内容や条件の確認が後回しになります。応募前に「転職で変えたいこと」と「今の会社でも改善できること」を分けておきます。
2.求人票の上限年収だけを見る
「500万〜800万円」と書かれていても、上限は特定の経験や役割を前提としている場合があります。自分の経験でどの位置から検討されるのかを確認します。
3.基本給以外を確認しない
提示年収が上がっても、固定残業時間、賞与、退職金、住宅手当、通勤費、年間休日などが変われば、実質的な条件は下がることがあります。
内定後に確認したい総報酬
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 基本給 | 月額と昇給条件 |
| 固定残業代 | 含まれる時間数と超過分の扱い |
| 賞与 | 回数、算定基準、初年度の扱い、期末ボーナスの有無 |
| 歩合・インセンティブ | 何の件数や成果で増えるか、どのくらい動くか |
| 手当 | 住宅・家族・通勤・資格手当 |
| 退職金・年金 | 制度の有無と加入条件 |
| 働き方 | 残業、休日、転勤、リモート勤務 |
年収が150万円上がっても、長時間労働や転居が必要なら、家族への影響は大きくなります。金額だけでなく、時間と生活費を含めて判断します。
転職エージェントへ伝える例文
現在の年収は○万円です。今回の役割とこれまでの○○の実績を踏まえ、希望年収は○万円を考えています。内定条件が出た段階で、企業側の評価と調整可能な範囲を確認していただけますでしょうか。
希望を断定するより、根拠と確認事項をセットで伝えると話し合いやすくなります。
よくある質問
40代で年収が下がる転職は失敗?
必ずしも失敗ではありません。労働時間、勤務地、将来のキャリア、健康面など、年収以外の目的を達成できる場合もあります。ただし、生活への影響は事前に計算してください。
タケシさんは年収交渉をしましたか?
していません。4回目の転職では内定は1社で、希望額を聞かれて当時と同じくらいの額を答えました。年収が上がったのは、入社後の期末ボーナスと歩合が想定より多かったからです。
希望年収は現在より何%上まで言える?
一律の正解はありません。現職年収ではなく、求人の予算、任される役割、自分の実績を根拠にします。複数の求人や担当者の意見を比較してください。
年収交渉をすると内定取り消しになる?
丁寧な確認や相談だけで直ちに取り消されるとは限りませんが、伝え方や条件によって企業の判断は異なります。承諾前に、エージェントや採用担当者へ根拠を添えて相談します。
提示年収は月給だけで判断しない
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 基本給 | 毎月固定で支払われる額 |
| 固定残業代 | 含まれる時間数と超過分の扱い |
| 賞与 | 算定期間、初年度の対象、業績連動の有無 |
| 手当 | 役職・住宅・家族・通勤などの条件 |
| 退職金・企業年金 | 加入条件と勤続年数による違い |
求人票の想定年収と実際の初年度年収は一致しない場合があります。内定承諾前に労働条件通知書などの書面で確認し、現職の総報酬と同じ基準で比べます。
年収交渉で伝える3点
- 希望額と最低条件
- その金額を希望する根拠となる経験・実績
- 入社後に任せられる役割
提示条件をありがとうございます。これまでの○○の経験と、今回期待される△△の役割を踏まえ、年収○○万円でご検討いただくことは可能でしょうか。条件全体を確認したうえで判断したいと考えています。
まとめ|年収より先に、任せられる役割を示す
40代の年収アップでは、希望額を強く主張することより、その金額に見合う役割と実績を説明できることが重要です。相場を調べ、実績を言語化し、総報酬を比較したうえで判断してください。
僕自身は4回とも1社だけで進めました。担当者に任せきりにせず、希望条件と提案内容を自分でも照合することが大切です。具体的な使い方は転職エージェントの正しい使い方も参考にしてください。
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